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News

2024.11.01

東映チャンネルにて『シン・仮面ライダー』放送決定

庵野秀明が監督・脚本を務めた『シン・仮面ライダー』が、東映チャンネルにて放送されます。

放送日時
・2024年12月 7日(土) 17:00~19:30
・2024年12月25日(水) 22:00~24:30


詳細はこちらからご確認ください。


2024.10.22

『シン・ゴジラ:オルソ』劇場上映のお知らせ

『シン・ゴジラ』のモノクロ版『シン・ゴジラ:オルソ』が、ゴジラ生誕70周年記念企画「ゴジラ・シアター」の一環として、11月1日(金)~11月7日(木)に全国10カ所のTOHOシネマズにて、劇場上映されることが決定しました。 

チケット販売状況/上映時間などの詳細は、各劇場のページをご参照ください。

実施劇場:すすきの   ららぽーと福岡   日比谷 / TOHOシネマズ シャンテ   赤池   仙台   新宿   西宮OS   二条   梅田   川崎  


2024.10.18

【お詫びとお知らせ】『雑 前田真宏 雑画集』 初回限定豪華版 発売決定

2024年12月に発売を予定しておりました『雑 前田真宏 雑画集』につきまして、諸般の事情により発売を延期させていただくこととなりました。
読者の皆様、関係各位にご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。
延期後の発売日は【2025年2月28日】となります。

そしてこの度、『雑 前田真宏 雑画集』 初回限定豪華版の発売が決定しました。初回限定豪華版では、通常版とは一線を画すB4変形サイズ(306×257mm)で、
前田真宏が細部までこだわり抜いた作品をより大きなフォーマットで堪能いただけます。
さらに、他では手に入らない貴重な特典を封入し、通常版とは異なる豪華な装いでお届けします。
予約特典/最新情報については、特設サイトをご確認ください。

豪華版(B4変形)©khara illustration by Mahiro Maeda
▲通常版(A4変形) ©khara illustration by Mahiro Maeda

『雑 前田真宏 雑画集』
ページ数: 240P/フルカラー
発売予定: 2025年2月28日
ISBNコード: 978-4-334-10362-0
責任編集: 前田真宏
監修・表紙デザイン: 前田真宏
編集: 株式会社カラー
発行: 光文社
編集協力: 野崎透・アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)・株式会社グラウンドワークス:

通常版
判型:A4変形(250mm×210mm)
定価:本体6,000 円(別)

初回限定豪華版(封入特典有):
判型:B4変形(306mm×257mm)
定価:18,000円(別)
※通常版/初回限定豪華版、掲載作品/内容は同様です。
※書籍仕様・発売日は予告なく変更になる場合がございます。

『雑 前田真宏 雑画集』
©khara illustration by Mahiro Maeda


2024.10.13

『宇宙戦艦ヤマト』という作品との関わりについて (庵野秀明より)

『宇宙戦艦ヤマト』という作品との関わりについて、少し。

50 年前の「ヤマト」の世界は本編映像だけで大きく、テレビ版、劇場版(スターシャ死亡編)、劇場のテレビ放映版(スターシャ生存編)と存在し、小説も石津嵐先生のソノラマ版をはじめとした数種、漫画も松本零士先生、ひおあきら先生、聖悠紀先生と放映とほぼ同時期に展開されていました。自分にとって「ヤマト」は同時に複数の世界が存在する作品でした。もちろんその感覚は、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』、『仮面ライダー』、『マジンガーZ』、『デビルマン』等でもテレビと漫画の世界描写の差異で感じていた事です。そのパラレル感の中でも「ヤマト」は特別でした。テレビオリジナルにエポックな世界観と複数の作家が様々な「ヤマト」を様々なメディアで自分の作品として自由に個性的に描いていたからです。
リメイクシリーズの『2199』も本編映像とむらかわみちおさんのコミカライズはパラレルになっています。

続編としての『さらば~』と分岐する『ヤマト2』で「ヤマト」というシリーズ作品のパラレルワールド化は決定的になりました。松本先生が描いていた「ヤマト」の世界もパラレルで有り、西崎義展さんの復活篇も本編が2つ存在します。日本のシリーズコンテンツの代表である「ウルトラマン」、「ライダー」、「戦隊」、「ガンダム」等でも枝分かれやリセットによるパラレル的な存在は現在も継続されており、その数はすぐには数え切れない程の数字になっています。
歴史だけでなくコンテンツとして強度の高い作品にリセットやパラレルは当然の事象と思います。

自分にとって同じ作品が重なったまま複数存在するのは、子供の頃から当り前のことでした。

先人の作られた「ヤマト」の歴史を自分達もまた踏襲していると同時に複数の「ヤマト」が存在するパラレル感は「ヤマト」らしい流れの継承であると思っています。

70 年代の終わりに、『さらば~』と『ヤマト2』で個々の好みが分かれファン同士が互いにあれこれと感情論や論争をぶつけ合っていた苦い歴史も経験しています。
最初にインプリンティングされた作品による〇〇推しの違いがファンの間で争いとなるのは歴史の長い作品の宿痾なのだろうと思います。
この度自分は、関係各社のご厚意により新作の『ヤマト』を作ることに関して比較的自由な権利を得ました。だからこそ、中2の自分の夢を叶えるという小さな目標ではなく、新作の『ヤマト』は次の100周年に継続する可能性の高い作品群にするべく心掛けています。

自分が関わる作品が今後どれ程出航し、公開という目的地に辿り着けるか分かりませんが、とにかく全力を尽くしています。今我々に出来る事はそれだけですから。

そして改めて、現在進行中のリメイクシリーズ『3199』の航海の安全と無事な帰還を祈ります。

株式会社カラー代表取締役 庵野秀明


2024.10.06

【お知らせ】

このたび株式会社カラーは、ボイジャーホールディングス株式会社(代表取締役 西﨑彰司)様より、『宇宙戦艦ヤマト』をベースとした新作アニメ映像を製作する権利を付与されるとともに、株式会社東北新社様からは著作権の利用につき許諾も得ました。

日本のアニメ作品として輝かしい歴史を持つ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズのさらなる発展に寄与し、多くのファンに楽しんでいただける作品とすべく、2025年からのプロダクション開始を目標に新作劇場作品を現在鋭意企画進行中です。

なお、この新作アニメ映像は、2012年公開の『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まり、2024年11月22日に第二章が劇場公開される『ヤマトよ永遠に REBEL3199』に連なるリメイクシリーズとは、異なる航路を進む作品です。
現在製作中のリメイクシリーズの航海の安全を陰ながらお祈りしております。

50年前、『宇宙戦艦ヤマト』に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。
自分がその「ヤマト」に関わる以上、あらゆる「ヤマト」のスタッフ・キャストに感謝と敬意と恩返しを込めて、新旧織り交ぜた面白い作品群を残りの人生を費やして可能な限り作り、『宇宙戦艦ヤマト』を後世に遺していけたら、と思っています。

何卒、よろしくお願いいたします。

株式会社カラー代表取締役 庵野秀明